第140回 講演会「正しい呼吸を会得するのがなぜ難しいか(U)」
・からだや気持ちをコントロールしている内分泌系、免疫系、神経系という三つのしくみが
あります。
・この三つのしくみのなかで、神経系だけは、自分でコントロールできるのですが、現在でも
多くの医者はそれは不可能だと考えています。
・呼吸だけは、早くしたり、遅くしたり、意識的にいくらでも自由自在にできます。
・ゆっくり呼吸をすること、すなわちゆっくり吐くことができれば、副交感神経が働きます。
早く呼吸をすれば交感神経が働きます。
・内臓、器官、組織の働きは、副交感神経優位です。
・病気にならないようにするには、内臓・器官・組織をコントロールしている副交感神経を
優位に働かすことが必要です。
・副交感神経優位の呼吸とは、丹田(お臍の直下2-3センチ)をいつも意識しているような
呼吸をいいます。
・これは、じつはそれほど難しい呼吸ではないのですが、皆さんはなかなか身につかない
ようです。
・お腹を意識して数を数える習慣を身につけましょう。