第146回 別府内科クリニック講演会
・病気のほとんどは慢性病で、現在では生活習慣病と考えられています。
・その病気をひき起こす病因遺伝子というものがあっても遺伝病とは違って、高血圧症や糖尿病・癌などは運動不足や食事習慣・ストレスなどの生活習慣病があいまって起ってくると考えられるようになりました。
・しかし科学である西洋医学は、このような事実を認めながらも病因遺伝子という犯人探しを追い求める宿命にあります。
・一つの遺伝子では、なにかまとまった働きを成し得るというものではありません。
・多くの遺伝子が会話をし一つのまとまった働きをするのです。
・こういう事実は誰一人として否定しません。
・しかしながら、なにか新しい病気の原因を考える時、その病気の病因遺伝子が見つかれば、どうしても遺伝子を犯人扱いしたくなるのが西洋医学の科学者の本能なのです。
・多くの遺伝子をうまく働かせるのは、私たちのものの考え方・感じ方であることを学びましょう。