第169回 ことばの研究（Ⅷ）
こころを科学すること、即ちこころとことばの関係、そしてことば獲得の機序を明らかにするべく十数年を費やした。
この研究の過程でたまたま発達障害・自閉症が、親が乳幼児と情動的に結びつくことがなければ、子どもが話しことば獲得に至らないことにより発症することが明るみになってきた。
そもそも発達障害・自閉症は、証拠も無くなく脳の機能異常とされている。
専門家・学者は、事実を即ち本質を見ようとしないからである。
当クリニックの研究で、理解すること・考えること・想像すること・推論すること・概念化すること・汎化（一般化）することなど、これらすべての脳機能が言語機能であることが判明したのである。