第208回 アンデルセンもアスペルガーだった
デンマークの作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンは、「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「裸の王様」など、人々に愛されたおとぎ話の作家として知られています。
前回の「白鯨」のハーマン・メルヴィルと同じように過読症であったので、世界的な作家になり得たのです。
しかし、アスペルガー症候群の人たちは、話ことば獲得が不十分で常識がない、普通のコミュニケーションができないということで、たいへん困難な人生を送っているのです。
児童精神科である自閉症の専門家の人たちは、話ことばと読み書きことばの違いについての知識がありません。したがって、現在の自閉症、発達障害の子どもたち、お母さん方にたいへんな間違いを犯しているのです。
ことば、こころについて、正しい知識をもってもらいたいものです。